【データ分析】キングオブコント2020 採点結果 審査員別データ はたして完全優勝だったのか?勝負の分かれ目は?

初回からチャレンジし続け、
ようやく手にしたジャルジャル、
涙の優勝となったキングオブコント2020。

その採点結果を自分なりに分析してみました。
まーまー参考にどうぞ!

放送日:2020年9月26日
MC:浜田雅功、日比麻音子
審査員:バナナマン設楽、バナナマン日村、さまぁ~ず三村、さまぁ~ず大竹、松本人志
出演者:滝音, GAG, ロングコートダディ, 空気階段, ジャルジャル, ザ・ギース, うるとらブギーズ, ニッポンの社長, ニューヨーク, ジャングルポケット

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キングオブコント2020 結果

※赤字は審査員ごとの上位3位。
※赤背景は審査員の最高得点
※グレー背景は審査員の最低得点

「偏差」は審査員ごとのバラつき具合(標準偏差)を示しています。

 

今年は10組に対して、あまり差をつけなかった

審査員単位での点数分布も見てみます。

「バリエーション」は、10組に対して何通りの点数をつけていたか。
松本さんは、毎年のように各組バラバラの点数をつけている様子があり、
「順位付け」の意図を感じます。
今年に至っては、10組に対して10とおり、
完全に1位から10位までの順番を付けていました。

また、毎年松本さんと三村さんは得点偏差が大きいのですが、
今年に関しては三村さんは小さめ。
大竹さん、設楽さんが1点台と、
今年の審査員は10組にあまり差をつけなかった
事を物語っています。

(2018年や2017年は得点偏差が3~5.5)
(差の少なかった2019年でも2~3点台)

 

もっとも評価が分かれたのは

もっとも点数が分かれたのが「ニッポンの社長」ですが、
それでも標準偏差は2.48。

次点で、「GAG」の2.28ですが、
これは2組ともそこまで大きな値ではありません。

例えば、2017年にゃんこスターは、
点数だけ見ると評価が割れており、標準偏差も3.37。

このように、同じ「面白い」という評価でも、
「大爆笑」「普通に面白い」くらいの差が生じています。

また、グループごとの偏差が0.49~2.48に収まっている。
それを踏まえると、
「差をつけなかった」ことに加えて、
「審査員間であまり評価が割れなかった」と言える
でしょう。

 

勝ち筋「まんべんなく高評価」は誰?

賞レースの勝ち筋の一つに、
「個性的な審査員たちから、まんべんなく高評価」な事があります。

1人が3点低く付けても、残りの4人が1点高くつければ取り返せるから。
これが「まんべんなく低評価」だと逆の現象が起こります。

今回も、審査員3人以上から高評価をもらっていたのが、
ジャルジャル、ニューヨーク、空気階段、ザ・ギース、ニッポンの社長、ジャングルポケット と6組います。

これが「差をつけなかった」事による弊害で、
2位~6位が7点以内にひしめく、
思いのほか団子状態になっていました。

 

もしもキングオブコントが5審3採用だったら

ここで、一つの遊びをしてみます。
スキージャンプやフィギュアの採点方式である、
最大と最小を除いた合計点で見てみます。

この採点方法は、1人の点数が突出しているような場合に、
中間の評価だけで採点する方式。
一般平均に近い基準とも言えます。

すると、空気階段と同率でニッポンの社長が3位に。
ルール上、再投票になったとしても、
各審査員点数の高いほう、
結局は空気階段に3票入って決勝進出が見えます。

というわけで、
結果は同じだったと見ます。

 

やはりジャルジャルの一人勝ち?

1stで19点差をつけてリードしていたジャルジャルさんですが、
果たして一人勝ちだったでしょうか?
最終ステージの点数を見てみます。

赤字が各審査員で最も点数が高かった組です。

これを見ると、最終ステージだけ、
もし投票方式だったら勝者はニューヨークだったかもしれない
ことを物語っています。

 

昨年のどぶろっく同様、ジャルジャルの1st貯金が
大きかったのは確かですが、
2018年のハナコは14点差をひっくり返し、
コケたチョコプラに逆に18点差つけての優勝
でした。

最終ステージだけで32点差ついていた事を考えると、
1stでの19点差は、
そこまでセーフティーリードでもなかった
です。

そして、
最終ステージは合計点は1点上回ったとは言え、
各人の点数を見ると完勝とは言えません。

結局は、ジャルジャルさんの
ある程度計算できるコントが残っていた、
「経験からくる勝負感」

優勝に導いたのではないでしょうか。

 

ラストの日村さんのコメントで締めます。

日村「1stも決勝もやってることものすごくベタなんだけど」
日村「2人の実力と、見事なテクニックで見せつけたなと」

さいごに

今回は、ジャルジャルの優勝でしたが、
6組がそれぞれ高評価を得ていた事、
そして最終ステージでは合計こそ上回っていたものの、
もし投票方式だったら結果が違っていたかもという、
内容は僅差だったように思います。

 

また、私みたいなのが、数字の上で偉そうにゴチャゴチャ語っておりますが、
決して何かを批判する気はありません!
芸人の方々にはいつもパワーをもらい、毎回感謝しています。

 

すべての芸人、スタッフの方々に感謝と尊敬の意を込めまして。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。