【直前予想】データから考えるM-1グランプリ2020 大胆予想

ついにまたこの日がやってきました。
予想をすることがすでに楽しい、M-1グランプリ。
今年も直前大予想!
例年の採点データも含めた視点で考えてみます。

予想日:2020年12月19日(決勝の前日)

スポンサーリンク

決勝進出者 おさらい

すみませんが、全編 敬称略でいきます。
申し訳エラそうに語らせていただきます。

 

個人的に思う、漫才スタイルと印象を分別しました

グループ名 漫才タイプ スタイル 印象
アキナ コント漫才 正統派 万人受けキャラ
マヂカルラブリー コント漫才 個性派 バカふざけコント
見取り図 コント漫才 正統派 ガラ悪コント
錦鯉 コント/ギャグ漫才 個性派 アホギャグ漫才
ニューヨーク コント漫才 個性派寄り正統派 毒舌いじり
おいでやすこが 歌ネタ漫才 個性派 必死ツッコミ
オズワルド しゃべくり漫才 個性派寄り正統派 江戸弁漫才
東京ホテイソン システム漫才 個性派 ボケボケ謎解き
ウエストランド しゃべくり漫才 個性派 ひがみ漫才

※システム漫才:ボケツッコミの基本パターンとは別に笑いをとる漫才。ジャルジャルの国名分けっこなど。

右端の「印象」て欄はテキトーですが、
初めて見る方の参考になればと思い、自分なりの印象を載せました。

 

今年の環境から考える、展開予想

今年は、
正統派が少なく個性派ぞろいでありながら、
よく「本命不在」と言われます。

そして、今年はスタジオ観覧はあるものの
コロナ影響で人が少なめ(おそらく例年の半分くらい?)。
なので、空気感はどうしても例年よりは重めになると推測します。

となると、
重めのスタートから、中盤で温まってきて、後半有利の展開を予想します。

2018年のような、
かまいたちが場を温め、トム・ブラウンが場を緩ませ、
霜降り明星で爆発したようなケース、

「前の組でバラまかれた不発弾を、次の組が爆発」という感じになるのではないでしょうか。
(※ノンスタイル石田さんの例え)

 

2018年のデータを参考にしてみる

ここで、2018なりの展開を予想したので、
歴代史上最高平均点だった2019ではなく、
2018年のデータを参考にします。
(おそらく、2019年のような神がかった展開にはならない)

※審査員ごとの最低点を青字、高得点3つを赤字で示しています

松本さんと塙さんが採点した順位がほぼ同じ という傾向が見られたのが2018年。
これは2019年では見られなかったので、偶然の一致ではありますが、
この2人の好みは近いものがあると見ます。

塙さんは著書「言い訳」でも書いているように、
「松本さんはM-1を新ネタ発表会のように捉えているのではないか」
と推測しておりますが、
最近では、塙さん自身や、他の審査員の方も、
「斬新かつ分かりやすいネタ」への評価を高くつける傾向
にあるとみています。

この傾向は今年も継続するとみます。

 

過去データがある組

さて、
今年はアキナ、マヂカルラブリー、見取り図、ニューヨーク、オズワルドが決勝の複数回出場となりますが、ここで過去データを見てみます。

名前 出場年 出番 平均点 最高点 最低点
アキナ 2016 1 89.2 92(巨人) 87(松本)
マヂラブ 2017 6 86.7 89(渡辺/小朝) 83(上沼)
見取り図 2018 1 86.6 91(礼二) 83(松本)
見取り図 2019 6 92.7 94(上沼/志らく/巨人) 91(松本/富澤)
ニューヨーク 2019 1 88.0 91(塙) 82(松本)
オズワルド 2019 8 91.1 94(上沼/礼二) 89(志らく/塙)

※ 2016年が審査員5人体制だったため、
総合得点ではなく、平均点で示します。

特筆すべきは、1番手の多さ。
そして、最低点を付けた松本さんの登場回数の多さ
です。
マヂラブは上沼さんの83点が最低点でしたが、
次点は84点の松本さん
でした。

点数はあくまで目安にすぎないですが、
これだけ見ると、オズワルド以外の4組は、
前回は松本さんには評価されなかった
ように思えます。
ただし、松本さんが1番手に厳しいだけなのかもしれないです。
今回これをいかに上げるかが、キーになってきそう
です。

 

今年の敗者復活は?

今年も「視聴者による3組投票」というシステム。
おこぼれでも「票を拾える組が有利」で、
面白さとともに、知名度の高さが大きく関わってきます。

今年に関しては、ぺこぱどちらとも高く、最有力と見ます。

そして金属バット、コウテイ、ゆにばーす、インディアンス、からし蓮根あたりが次点か。

 

最終決戦3組の傾向

まず、
M-1だけでなく賞レース全般で、
審査員一人だけにハマっても最終に残れない、
まんべんなく高評価を受けないといけない傾向
があります。

そして、
安定感バツグンな組と斬新なネタの組がそれぞれ残るのが
2016年以降のM-1グランプリ。

特に、
2018では、霜降り明星・和牛・ジャルジャル
2019では、ミルクボーイ・かまいたち・ぺこぱ
と、
安定感バツグンな1組と、
斬新なネタの2組が残るのがここ2年の傾向です。

 

最終決戦 予想

以上の点を踏まえつつ、
安定感バツグンな1組と、
斬新なネタの2組が残る ところを予想してみます。

基準はアキナ

2016年、トップバッターでありながらの平均89.2点。
バツグンの安定感から、大崩れはしないこと、
おそらく序盤でも中盤でも、90点以上を取り、
640点ぐらいを取ってくると推測します。

そしておそらくは、「アキナ超え」が最終決戦の基準点となると。

「圧倒的な爆発力」こそ抱えてないですが、
キャラクター、演技力、かけあい、ネタの面白さに至るまで、

「圧倒的な安定感」はアキナが随一とみます。

アキナを超えられる人が何組出るか、1つのポイントじゃないかなー

超えられるとしても2組以内とみました。

 

おいでやすこが のスタイルを評価する

キレ芸がこんなに面白くなるのかという、
おいでやすこがのスタイルが評価される
と見ます。

実は錦鯉さんと迷ったのですが、
錦鯉さんは食べ物でいうと「雑炊」のような優しさ。
ただただ何も考えずに楽しめる存在であり、

トリとしてはバツグンに良いのですが、序盤だとつらいんじゃないかなと考えました。

一方で、おいでやすこがの漫才は、
序盤でも中盤でも終盤でも、自分たちの空気に完全に持っていけるほどの「強さ」があります。

そこを評価されて上がると見ます。

敗者復活 からの逆転劇

斬新さ2組目は、敗者復活。

大胆予想と言った手前、
このシナリオ・展開を予想してます!

ぺこぱが上がってきたとして、
昨年とは違ったその斬新さが評価されて欲しい、という願望も入ってます。

また、
可能性は薄いですが、
もし、コウテイが上がってきて最終に残れば、
天と地がひっくり返るほどのシビれる展開。

しかし個人的には来年さらにクオリティの高いコウテイが見たくて、
まだお披露目してほしくないなぁという気持ち
もあり。。。

 

優勝予想

出来が3組横並びと見ますが、

1位 敗者復活(ぺこぱ)
2位 アキナ
3位 おいでやすこが

昨年度の衝撃から1年、
今年の仕上がりっぷりを見るに、
もし最終にぺこぱが残ったら、優勝が十分にあるとみました。

 

おわりに

今回も長々語ってすみません、

これは予想というか、
展開までつらつらと・・・

こんなもん、
データを盾にした妄想ですわ!

というわけでラクに読んでいただけると幸いでございます
長々とお読みいただき、ありがとうございました🙇🙇

そいではまたー