M-1グランプリが終わったら、R-1グランプリの予選の季節!
今年はアマチュア参加OKということで、プロ・アマ別の通過率を、公式サイトの日程・結果データから、集計してみました。
まーまー参考までにどうぞ。
R-1ぐらんぷりの公式サイトの大会日程・結果データから、
通過・敗退のデータを抽出し、集計したものです。
2020年のデータはこちら
一回戦データ
2021年(最終結果)
※プロ=事務所所属+フリー(=非アマチュア)
※アマ率=アマ数÷(プロ数+アマ数)
集計期間 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
最終結果 | 17.2% | 1791 | 426 | 23.8% | 919 | 39 | 4.2% | 33.9% |
例年とは違い、今年は3回戦が無いのですが、
その影響からか、通過率は例年(約30%)より低めの17.2%にとどまり、
アマチュアの通過はわずかに4.2%となりました。
また、ルール改定でプロ・アマ芸歴10年以内、出場10回以内が参加可能ですが、
一回戦ののべ人数は2710名と、前年の2409名を大きく上回り、
参加者のうち、アマチュアが3分の1を占める結果となりました。
・一回戦 事務所別 突破人数データ
所属事務所 | 人数 |
吉本興業 | 183 |
アマチュア | 39 |
フリー | 37 |
ワタナベエンターテインメント | 33 |
プロダクション人力舎 | 25 |
松竹芸能 | 16 |
太田プロダクション | 15 |
K-PRO | 10 |
サンミュージックプロダクション | 10 |
NSC | 9 |
スパンキープロダクション | 8 |
SMA | 8 |
マセキ芸能社 | 8 |
浅井企画 | 6 |
ラフィーネプロモーション | 5 |
グレープカンパニー | 4 |
ホリプロコム | 4 |
その他の事務所(3名以下) | 45 |
一回戦通過者の所属事務所は、
一大勢力・吉本興業がもっとも多く、約4割。
これはほぼ例年通り。
特筆すべきは、2番手がアマチュアの39名で、大健闘と言えるでしょう。
・一回戦 日別データ
日付 | 開催地 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
12/27 | 大阪 | 32.0% | 79 | 35 | 44.3% | 71 | 13 | 18.3% | 47.3% |
12/28 | 大阪 | 25.0% | 81 | 25 | 30.9% | 39 | 5 | 12.8% | 32.5% |
1/4 | 大阪 | 24.4% | 125 | 37 | 29.6% | 55 | 7 | 12.7% | 30.6% |
1/5 | 大阪 | 24.9% | 132 | 42 | 31.8% | 41 | 1 | 2.4% | 23.7% |
1/6o | 大阪 | 20.0% | 108 | 34 | 31.5% | 62 | 0 | 0.0% | 36.5% |
1/6t | 東京 | 17.7% | 133 | 33 | 24.8% | 59 | 1 | 1.7% | 30.7% |
1/7 | 東京 | 14.9% | 162 | 32 | 19.8% | 53 | 0 | 0.0% | 24.7% |
1/8 | 東京 | 14.7% | 178 | 31 | 17.4% | 39 | 1 | 2.6% | 18.0% |
1/9 | 東京 | 14.7% | 143 | 31 | 21.7% | 74 | 1 | 1.4% | 34.1% |
1/10 | 東京 | 14.7% | 153 | 28 | 18.3% | 64 | 4 | 6.3% | 29.5% |
1/11 | 東京 | 13.6% | 143 | 27 | 18.9% | 78 | 3 | 3.8% | 35.3% |
1/12 | 東京 | 14.5% | 164 | 32 | 19.5% | 56 | 0 | 0.0% | 25.5% |
1/13 | 東京 | 10.9% | 89 | 22 | 24.7% | 132 | 2 | 1.5% | 59.7% |
1/14 | 東京 | 9.1% | 101 | 17 | 16.8% | 96 | 1 | 1.0% | 48.7% |
例年通り、大阪組の方が通過率は高く約25%でしたが、
昨年が約38%だったことを考えると、
こちらも通過率は抑えられていました。
過去データ
開催年 | 全体通過率 | 参加数 | 通過数 |
2020 | 29.6% | 2409 | 714 |
2019 | 31.1% | 2348 | 731 |
一回戦突破率は3割程度で推移。
二回戦データ
2021年(最終結果)
※プロ=事務所所属+フリー(=非アマチュア)
※アマ率=アマ数÷(プロ数+アマ数)
集計期間 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
最終結果 | 24.2% | 457 | 116 | 25.4% | 38 | 4 | 10.5% | 7.7% |
全体通過率自体は ほぼ例年通り。
今年は3回戦が無く、次が準々決勝ですが、120名が進出し、
例年の約1.3~1.4倍となりました。
また、アマチュアが4名 準々決勝へ進出と大健闘を見せています。
なお今年のシード組は約30名のみでした。
・二回戦 突破アマチュア
日付 | 名前 |
1/25 | ばりかんゴンさん |
1/26 | わーミヤギ |
1/26 | あとむ君 |
1/26 | デイ |
・二回戦 事務所別 突破人数データ
所属事務所 | 人数 |
吉本興業 | 54 |
フリー | 8 |
ワタナベエンターテインメント | 7 |
松竹芸能 | 6 |
プロダクション人力舎 | 6 |
マセキ芸能社 | 6 |
太田プロダクション | 5 |
サンミュージックプロダクション | 4 |
アマチュア | 4 |
スパンキープロダクション | 2 |
K-PRO | 2 |
グレープカンパニー | 2 |
浅井企画 | 2 |
ケイダッシュステージ | 2 |
SMA | 2 |
げんしじん事務所 | 1 |
ビクターミュージックアーツ | 1 |
ラフィーネプロモーション | 1 |
ホリプロコム | 1 |
ライジング・アップ | 1 |
三木プロダクション | 1 |
トゥインクル・コーポレーション | 1 |
タイタン | 1 |
事務所内訳は、一大勢力・吉本興業は45%。
2回戦以降でだいたい40~50%くらいが吉本興業なのは例年通り。
また、今年はフリーの活躍が目立つ結果となっています。
例年目立っていたSMAは2名にとどまり、
これは所属芸人に芸歴長めが多く、出場者が減ったと推測されます。
・二回戦 日別データ
日付 | 開催地 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
1/17 | 大阪 | 17.0% | 88 | 18 | 20.5% | 18 | 0 | 0.0% | 17.0% |
1/18 | 大阪 | 22.2% | 92 | 22 | 23.9% | 7 | 0 | 0.0% | 7.1% |
1/24 | 東京 | 32.7% | 97 | 34 | 35.1% | 7 | 0 | 0.0% | 6.7% |
1/25 | 東京 | 25.3% | 80 | 20 | 25.0% | 3 | 1 | 33.3% | 3.6% |
1/26 | 東京 | 24.3% | 100 | 22 | 22.0% | 3 | 3 | 100.0% | 2.9% |
1回戦とうって変わって、東京組の健闘が目立つ結果となりました。
特に、アマチュアは東京ステージのみが通過。
過去データ
開催年 | 全体通過率 | 参加数 | 通過数 |
2020 | 26.8% | 839 | 225 |
2019 | 24.9% | 857 | 213 |
R-1ぐらんぷりでは二回戦からシード組が大量100名以上、追加参戦。
突破率も25%程度と、「二回戦が鬼門」と呼ばれていました。
3回戦データ
開催年 | 全体通過率 | 参加数 | 通過数 |
2020 | 40.4% | 225 | 91 |
2019 | 40.6% | 212 | 86 |
準々決勝データ
2021年(最終結果)
※プロ=事務所所属+フリー(=非アマチュア)
※アマ率=アマ数÷(プロ数+アマ数)
集計期間 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
最終結果 | 25.0% | 116 | 30 | 25.9% | 4 | 0 | 0.0% | 3.3% |
例年よりも多い120名の参加中、
例年どおり30名通過ということで、通過率自体は低くなりました。
また、アマチュアはここで全滅。
・準々決勝 事務所別 突破人数データ
所属事務所 | 人数 |
吉本興業 | 12 |
マセキ芸能社 | 4 |
プロダクション人力舎 | 3 |
サンミュージックプロダクション | 3 |
松竹芸能 | 3 |
ワタナベエンターテインメント | 2 |
ライジング・アップ | 1 |
グレープカンパニー | 1 |
SMA | 1 |
一大勢力・吉本興業は40%ちょうどで、
2番手にマセキ芸能社がつけています。
フリー8名とアマチュア4名がここで全滅。
準決勝にコマを進めたのは、全員が事務所所属となりました。
・準々決勝 日別データ
日付 | 開催地 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
2/2 | 東京 | 30.0% | 39 | 12 | 30.8% | 1 | 0 | 0.0% | 2.5% |
2/3 | 東京 | 27.5% | 37 | 11 | 29.7% | 3 | 0 | 0.0% | 7.5% |
2/4 | 大阪 | 17.5% | 40 | 7 | 17.5% | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
二回戦に続き、準々決勝も大阪組は苦戦の結果となりました。
過去データ
開催年 | 全体通過率 | 参加数 | 通過数 |
2020 | 35.2% | 91 | 32 |
2019 | 34.9% | 86 | 30 |
参加数にかかわらず、準決勝進出が30名前後となっています。
準決勝データ
2021年(最終結果)
※プロ=事務所所属+フリー(=非アマチュア)
※アマ率=アマ数÷(プロ数+アマ数)
集計期間 | 全体通過率 | プロ数 | プロ通過数 | プロ通過率 | アマ数 | アマ通過数 | アマ通過率 | アマ率 |
最終結果 | 30.0% | 30 | 9 | 30.0% | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
昨年一昨年とは違い、
今年は決勝が10名で行われると発表。
9名が準決勝突破、1名が敗者復活で選ばれる事となりました。
・準決勝 事務所別 突破人数データ
所属事務所 | 人数 |
吉本興業 | 3 |
マセキ芸能社 | 3 |
プロダクション人力舎 | 2 |
松竹芸能 | 1 |
マセキ芸能社が大躍進。
また他事務所の活躍が目立ち、
決勝進出に吉本興業が1/3しか居ないというのは、
史上初のできごと。
過去データ
開催年 | 全体通過率 | 参加数 | 通過数 |
2020 | 34.4% | 32 | 11 |
2019 | 33.3% | 30 | 10 |
2020年は決勝進出11名+敗者復活1名、
2019年は決勝進出10名+敗者復活2名という構成でした。