ネタパレ 元旦! 2019 NEW YEAR グランプリ感想・結果(ネタバレ含む)

元旦に放送されたネタパレですが、やっとチェック終えました。
その中で「ネタパレ NEW YEAR グランプリ」という若手芸人たちによるトーナメントが開催されておりました。

評論などおこがましくもありますが、1万人の芸人を見てきた私が、またまた申し訳エラそうに語らせていただきます

放送日:2019年1月1日

 

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ルールのおさらい

  • 第一回戦は、3ブロック4組ずつで行い、各ブロックの1位が決勝に進出
  • 第一回戦の審査は、会場のお客さん50名が行い、各ブロック1組だけに投票する
    (結果は表示されない)
  • 決勝戦の審査も、会場のお客さん50名が行い、3組中1組だけに投票する
  • ネタ時間2分

第一回戦

まず、ネタ時間が2分ということで、
早々にお客さんの心をつかむ必要がある超短期決戦ですね。
逆に言えば一つハマるとそのまま持っていけるかも知れないという。

Aブロック

かが屋

コント「かけ込み乗車」

かけ込み乗車してきてノドカラカラだけど、水がない。
大オチでペットボトルの水の飲み方が気色悪いという、そこのポイントに至るまでの描写が非常に丁寧でした。
制限時間いっぱいかけて、大オチ1つに集中していたのが非常に潔く、好きなタイプでした。

レインボー

コント「恋愛観察バラエティ」

レインボーの得意シリーズです。
女子にしか見えない池田さんと、顔の濃いめの実方さん。
このキャラ設定は本当にハマっています。

「運命かも知れないですね」と思い込みたいがためのモテたい男の悲しい声が面白い。
ポップではありましたが、笑いの量はそこまで多くなかったです。

クロコップ

コント「ヌンチャク部長」

なぜか部下が誘拐され、ブルース・リーみたいなカッコした部長が助けに来るコント。
どういう設定やねん😅

リズムネタを得意とするクロコップですが、内容的にはほぼコントでしたね。

ボケのとぼけたキャラと、底抜けにバカバカしい設定は好みではありますが、
ちょっと持っていけなかったかな~という印象。

インディアンス

漫才「昔ワルかった」

こちらもインディアンス得意ネタです。
M-1予選でのネタの短縮版であり、これは取りに来てるな~という印象でした。

1回笑わされると濁流のように笑いの流れに持っていかれます。
やっぱりうまいですね。

投票結果

かが屋 が決勝進出!

個人的にはインディアンスかな~と思ったのですが、
バカリズムさんが言うように、「玄人好み」なお客さんが揃っているんでしょうか。

Bブロック

わらふぢなるお

コント「アイスクリーム屋さん」

ご存知キングオブコントのファイナリストです。

導入はいつものようにふぢわらさんのボケワード先行型でしたが、
途中からふぢわらさんが武田鉄矢モノマネを始め、ツッコミのなるおさんも突っ込んでるうちに武田鉄矢に。
私的にはそのバカバカしさ大好きですが、
「わらふぢなるおっぽさ」という点ではあまり感じられないコントとなりました。
これがどう転ぶかな~

きつね

サウンド漫才「干支」

今や大人気となりましたきつねのSE(効果音)を使った漫才。
このネタもきつねワールド全開でした。

しかし音ネタは非常に印象に残りやすく、笑いのアイテムとして万能。
それでいてきつねワールドとも言うべき一つ一つのネタはしっかりと作り込まれている
強いですね。

ヒガシ逢ウサカ

コント「空き巣」

関西の実力派、ヒガシ逢ウサカ。ガッツリコント見るのは初めてかも。
今井さんの芸達者ぷりが、このコントでも表れていました。

アイスをペロペロする演技だけでお客さんが軽く悲鳴上げるくらいに芸達者。
ペロペロしすぎて「頭痛なってるやん」のくだりがいかにも関西色。
しかしもうちょっと長く見たかったです。絶対面白いですこの人ら。

EXIT

漫才「お正月の歌」

見た目のチャラさに反してめちゃめちゃ練習量の見えるキメ細かい漫才を見せるEXITです。

今回もそのキメ細かい漫才で行くのかと思いきや、
吸い込み芸を大オチに持ってくるというインパクト勝負に出る。

さぁ~どう転ぶんでしょう。

投票結果

ヒガシ逢ウサカ が決勝進出!

いや、お客さんマニアックやわ😄
こちらもシブい選出ですね~! ますます何票ずつ投票されてたかを見たい。

Cブロック

四千頭身

漫才「脳トレ」

メキメキ成長株、四千頭身です。

石橋「俺が考えてきた脳トレやろう」後藤「脳トレなんか考えるな気持ち悪い」
つかみの早さに、初っ端から仕掛けが見えます。

四千頭身の漫才は後藤さんのスピードツッコミを軸に組み立ててる印象ですが、
そのスピード感が2分漫才に合ってるように思いました

東京ホテイソン

コント漫才「元旦」

東京ホテイソンのスタイル的に、間が長いほどツッコミが効いてくるので、
2分はつらかったかもしれないですね。

2分で3ネタやってました。

宮下草薙

漫才「Youtube」

草薙さん、ネタ飛んだ?
ちゃんと宮下さんがフォローしてネタとして成立しており、
見事なリカバリーだったと思います。
落ち込まなくて良いんじゃないかな~
コンビで良かったね。

ゾフィー

コント「感情が芽生えたロボット」

ロボットに感情を作ろうとしていたところ、
「あざ笑い」をきっかけに笑いの感情が芽生えたロボット。

その「あざ笑い」を軸にロボットが人間をバカにしつづけるという、
いわゆる「誘い笑い」に近いんですが、その演技が見事でこっちも笑わされました。

最後の最後までバカにしつづけ、非常に面白かったです。

投票結果

東京ホテイソン が決勝進出!

この結果で先がちょっと分からなくなりました
(A,Bブロックの傾向的にゾフィーだと思ったんですよね)

決勝戦

スタッフのアミダくじで順番が決まったようです

東京ホテイソン

コント漫才「初詣」

一回戦同様いつものホテイソンスタイルで、2分に3ネタ。

面白さも一回戦同様という印象。相変わらずのワードセンスと安定感ですが、
やはり駆け足感は感じてしまうんですね。
3分で見たかったな~

ヒガシ逢ウサカ

コント「ホームルーム」

今井さんが泣きながら喋って何を言ってるかさっぱり分からないことから
くり広げられるバカバカしいコントでした。

こちらも一回戦同様、今井さんの芸達者っぷりが光りますが、
一回戦のようなサイコ感はなく、底抜けのバカバカしさが表に出てました
このあたりがどう転ぶのでしょうか。

かが屋

コント「カメラマン」

こちらも一回戦に近いというか、向こうを向いていたカメラマンが、
「鼻に棒を突っ込んで面白い顔を作っていた」という小オチがあり、
「鼻に入れてた棒が食べれる」という大オチのために丁寧に道をなぞっていたという印象。
見事です。

蓋を開けてみれば、3組ともそれぞれのスタイルを完全に武器にした決勝戦でした。

投票結果

栄えある、優勝は・・・ ヒガシ逢ウサカ でした!

関西色が濃いわけでもない傾向だと思いましたが、
見事に、ヒガシ逢ウサカが「ネタパレ NEW YEAR グランプリ」優勝を勝ち取りました!
ちょっと自分も嬉しかったです😊

 

以上、申し訳エラそうに語らせていただきました。

ではでは。